〈Podcast〉(新米)投資家が犯す7つの大きな間違い

こんばんは、こばいんです。

今回は、先日紹介したPodcastである”The Investors Podcast”からとあるエピソードをご紹介したいと思います(といっても公開されているのは3年近く前なのですが…)。

タイトルは”THE 7 BIGGEST MISTAKES NEW INVESTORS MAKE”で、日本語にすれば「(新米)投資家が犯す7つの大きな間違い」といったところでしょうか。新米の部分を()にしたのは、別に新たに投資を始める人でなくとも通ずるところがあると思ったからです。

今回のゲストはブライアン・ラザフォード氏(Brian Rutherford)氏で、陸軍士官学校として有名なウェストポイントにて会計と投資を教えていらっしゃるそうです。ウェストポイントはエリート校として評価されており、次のウェブサイトにその詳細が記載されていたので、参考までにリンクをつけておきます。

ポッドキャストによると、ウェストポイントの学生たちは在学中に36,000ドルほどの奨学金を得るわけですが、卒業後に職について将来にわたって返さなければなりません。そんな彼ら彼女らに対してラザフォード氏はお金ならびに投資に対する考え方を指導するわけです。

その指導の一環として、投資をするにあたり犯してしまう7つの間違いと題してラザフォード氏の教えをインタビュー形式で解きほぐしていく流れとなっております。

チャートに従って投資する ”STOCK INVESTING BASED ON PRICE CHARTS.”

値動きのパターンだけから投資戦略を作るのは避けるべきとラザフォード氏は述べています。氏はカジノに例に出して、ルーレットで5回連続で黒が出た場合に、多くの人は次に赤へ賭けたくなる、という話を紹介しています。

私はいわゆるテクニカル分析は否定しませんが、特に学生に対してのレクチャーというところもあるので、このような話を展開しているのかもしれません。

株に関して高いに対する安いってなに? ”WHAT IS CHEAP VERSUS EXPENSIVE FOR A STOCK?”

ここではアップルの株価を例にしていました。

700ドルであったアップルの株価がその1年後に100ドルとなっていました。これは、アップルの株がそれだけ安くなったということでしょうか?

そうではありません。アップルは2014年、株式分割により1株を7株に分割したので、それに応じて株価が下がったわけですね。

株式分割とは、すでに発行されている株式を一定の比率で分割して株式数を増加させることです。 例えば、1株を2株に分割した場合、すでに1,000株持っている株主の持ち株数は株主にとってコストがかからず1,000株増えて2,000株になります。

ここでラザフォード氏は単に株価を追うのではなく、その会社の価値も考えるようにしなければならないと説いています。

長期ではなく短期で稼ごうとする ”TO EARN MONEY IN THE SHORT AND NOT IN THE LONG RUN”

学生のなかには早くお金を稼ごうとしてリスクの大きな投資に走ることもあるようです。このあたりは学生に限らないと思います。特に分散をせず特定の株に大金を突っ込んで失敗することも珍しくなく、ここでは長期的に分散化することの大切さが説かれています。

わかります、長期に投資することの大切さ。しかし、これはやはり口で言うほど難しくないという実感があります。

自分は常に天才であるー不運であるときを除けば ”I’M ALWAYS A GENIUS – EXCEPT WHEN I’M UNLUCKY”

人間の傾向として、保有株のリターンが良いと、それは自分に特別なスキルがあるからと自信過剰になり、逆にパフォーマンスが悪いものに対しては単に不運だったと済ますようになってしまうようです。

人はついつい自分には甘くなりがちですが、過去の失敗はしっかりと振り返って学ぶことが大事だということです。なにより、謙虚でいることにつきますね。

機会損失ってなに? ”WHAT ARE OPPORTUNITY COSTS?”

これは投資に限らず耳にする言葉ではないでしょうか。

複数の選択肢の中から意思決定をする際、何かに決めるということはその他を手放すことになります。例えば、株式Aに投資して5%のリターンを得た一方で、同期間に株式Bであれば8%のリターンが得られたという状況があった場合、その分AではなくBの方が良かったといえます(もちろんリスクの大小等ありますが、ここは単純に考えて)。

特に、小さな差であってもいわゆる複利の効果もあり、長期的に考えれば大きく効いてくるわけです。

このパートの記事に良い言葉がありましたので記載します。

Time is the most precious asset for the good investor.

ー良い投資家にとって時間は最も貴重な資産である(こばいん訳)-

ダウンサイドを死守せよ ”PROTECT YOUR DOWNSIDE”

簡単に言えば、最悪に備えよ、ということでしょうか。

ラザフォード氏によると、良くやってしまいがちなのが、リターンがどこまで上がるかばかりに着目して、損失を被る可能性を無視してしまうこと、だそうです。

成功している投資家の多くは、最高のリターンを作り上げることよりも先に、いかに守り抜くかを考えるとのことです。自分もついつい良い面ばかりに目をむけてしまいがちなので、このあたりもう少し(良い意味で)ネガティブに考えられるようにしたいです。

関連する変数を無視する ”IGNORING RELEVANT VARIABLES”

企業価値を決める要因は多岐にわたるものの、人はわずか2、3の変数のみを考慮して株式を購入してしまう過ちを犯してしまう、と説かれています。

これは人間にとってごく自然の行動であり、認知心理学上では「確証バイアス」という、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向を表しているとことです。

株式投資に限りませんが、たとえ労力を要するとしても複合的に物事を見ることが重要なんですね。

最後に

投資にまつわる7つの犯してしまいがちな間違いをご紹介しました。新規の投資家に限らないアドバイスであると思いますし、私にとっては反省させられる点もありました。

面白かったのは、このラザフォード氏もウェストポイントの卒業生であり、まさに学生時代に同様の授業を受けていたそうです。しかしながら、当時はあまり気にも留めず今になって「あのときの担当教官のアドバイスが身に染みてわかるようになった」と振り返っており、投資に関する金言のようなものは普遍的なんだと思いました。

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