〈行動経済学〉ハーディング現象~周りが気になる、だって人間だもの

こんばんは、こばいんです。

投資に限りませんが、周りの目や動きってついつい気になるものではないでしょうか。

半年ほど前に盛り上がっていた仮想通貨なんか良い例です。

「仮想通貨をはじめて億り人に」みたいな流れがあって多くの人がそのなかに飛び込んだのではないでしょうか。私もその一人です(口座は作ったのですが、通貨を購入するに至っていませんが…)。

今回は行動経済学の観点から、群集心理に基づく行動である「ハーディング現象」について取り扱います。

ハーディング現象とは?

ハーディング(Herding)現象とは、群集心理に基づく行動のことです。

Herdは日本語で言うと「群れ」を意味します。

人間は、合理的な観点から物事の判断をしたり、自らの行動を決定するよりも、多くの人々と同じ行動をとることに安心感を抱き、周りに同調したり他人の行動に追随してしまう傾向があります。

集団から外れたくないという心理から、多くの人間が非合理的な判断に基づく行動をとっていても、そのなかで自分一人が合理的な行動をとることは困難であり、自分の持っている情報を無視してでも非合理的な行動に同調してしまう結果、集団として間違った方向性にいってしまうことがある。

バブル相場はハーディング現象の典型例

ハーディング現象の典型例はバブル相場と言われます。

根拠がないにもかかわらず「市場参加者が多い」と言う理由で新たな市場参加者が次々に参入して膨張していきます。

このような状況も、株価指標や材料だけでは説明がつきません。市場の動向を客観視し、上昇局面でこそ冷静な投資判断が必要になるのです。

騰落レシオ等の過熱感を表す指標を参考にするのも、急落リスクを回避するひとつの手段でしょう。行き過ぎた上昇相場には、急落のリスクが潜んでいるのです。

サブプライムローンもハーディング現象の一例

リーマンショックの発端である、サブプライムローンを取り巻く環境下でもハーディング現象は発生しています。

2000年頃から住宅価格の上昇につれてローン利用者が増え、2007年頃には住宅バブルと呼ばれるレベルで拡大していきました。さらに、このような住宅債券を証券化したデリバティブも頻繁に売買され、このような証券を取り巻く環境はハーディング現象と呼ぶべきものかと思われます。

市場の動きは必ずしも正しいとは言えないなか、自身の投資行動を俯瞰的な視点で見ることができるに越したことはないんですけどね。

ハーディング現象にどう向き合う

群集心理を読み切る

市場の動きは投資家心理に大きく左右されるわけで、人の動きを見極めて投資を行うのは一つの考え方だと思います。

多くの投資家が非合理的な投資判断を下しているなか、「多くの人がやっているから」とトレンドにすぐ同調するのではなく、それが根拠に基づくのかどうか、見極めることができれば市場を出し抜くことができるかもしれません。

いわゆる逆張り投資なんかもこの類でしょうが、まさに言うは易し行うは難しですね。

機械的な投資は一つの手

もちろん投資家心理を分析できるに越したことはありませんが、それを読み切るのは難しいと思います。私も自信がありません。

そこで、別のアプローチでハーディング現象に対抗できないかと考えるのではないでしょうか。それは、機械的に投資をすることだと思います。

積立投資のように、一定期間、同一銘柄を同額買い付ける投資によって、損失リスクも軽減することが出来ます。

最後に

群集心理に基づく行動であるハーディング現象について取り扱いました。投資には人の心理が関わっているわけで、ハーディング現象と呼ぶべき現象が多々見られます。

多くの人間が非合理な行動をとっているなか、自分一人が合理的だとわかっていてもその行動をとることは困難です。

こういったことを念頭に入れて、群集心理を読んで行動したり、機械的に投資をするきことでハーディング現象に打ち克つことができるかもしれません。

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