配当権利落ち日前後の投資に関する考察

こんばんは、こばいんです。

色々と記事を書いているところですが、今月は一度も買い入れを行っていません。

実はいくつか買い増しを検討しているのですが、今回はそれを通じて配当権利落ち日前後の投資に関して考えさせるところがあったので、記事にしたいと思います。

購入候補の検討(2018年5月)

今月購入を検討しているところとしては、保有比率の少ないウェストパック銀行(WBK)もしくはキャンベルスープ(CPB)なのですが、後者は自信を持って保有しているかと問われるとそうでもないのが正直なところです(先週末に株価が大幅下落していましたね)。

また、先日振り返ったときに気づいたように資本財セクターが欠けていることもあり、そこを新規購入も検討しています。候補としてはスリーエム(MMM)あたりになるかと思いますが、資本財セクターについての調査がまだまだですのであくまで第一候補という感じなので、実際には来月以降の購入にしようかと思っています。

そんなことを考えながらWBKの買い増しを主眼においてチェックはしていたのですが、まだ購入には至っていませんでした。

ちょっと振り返る、私のWBK買い増しチャレンジ⇒買うに至らず

少しWBK買い増しを試みようとした流れについてちょっと振り返っておこうと思い魔手。

はじめに、GW明けに今月の購入対象をどうするか考えました。

株価が下がっているアルトリアグループ(MO)あたり狙い目かなと思ったものの、タバコ銘柄の占める割合が高くなってしまうので、愚直に比率の低いWBKをターゲットにしようと思い、コーポレートサイトを見ると配当スケジュールが以下のとおりで発表されていました。

(出典:Westpac Banking IR)

今から買い増せば権利確定前に間に合うと思い、5/8(だっと思いますが)に22ドルで指値をしました。しかしながら、私と同様に配当を得たい投資家が購入に走ったのか(まあ他にも理由はあるかもしれませんが)、株価が上昇の一途をたどったまま結局購入するに至りませんでした。

参考までにチャートを示しておきます。

(出典:Yahoo! Finance)

チャートを見ると4月末の21ドル前半の株価からジワジワと上昇しており、現地配当・権利落ち日である5/16にガツンと株価が下がり、先日の時点で21.5ドルほどの水準に戻っています。

配当落ち…配当の権利確定日が過ぎて株価が下落すること

今回のWBKの株価推移は俗にいう「配当落ち」という、その期の配当を受ける権利が過ぎて株価が安くなる現象の典型的な例と言えるかと思います。配当落ちの厳密な定義はあるかもしれませんが、このような理解でいます。

権利落ち日前後で投資することの違い

上記の例で見るように、権利落ち日前に投資すれば配当を受けることができる一方、株価は割高となります(皆が同じように配当を得ようとするため)。逆に、権利落ち日を過ぎれると配当はうけられませんが、当期の配当を主目的にする投資家などを中心に当該株が売られるため株価が下落し、結果として割安で購入できるチャンスが訪れるというわけです。

整理すると下表のとおりです。

配当 株価
権利落ち日前に投資 ゲット! 割高
権利落ち日後に投資 無し 割安

今回のケースで検証してみる

仮にWBKの銘柄を100株購入するとしましょう。

現地配当・権利落ち日5/16直近の株価は22.5ドルあたりまで上昇し、権利落ち日を過ぎた5/18の株価が21.5ドル付近まで下降していることから、その権利落ち日前後に投資した際の投入資金の差額は手数料等を無視すれば

22.5 × 100 ー 21.5 × 100 = 100ドル

となります。

一方、今回発表された配当額が1株あたり0.705ドルということなので、この場合で得られる配当金は70.5ドルですね。

ですので、今回のケースでは目の前の配当金をゲットするよりは権利落ち日後に投資した方がお得という判断になるでしょうか。

しかしながら、万事がすべてこのようにいくとは限らないと思います。

結局のところ、心の持ちよう

確かに上記のとおり合理的に考えれば配当にこだわる必要はないと言えますが、配当が欲しかった気持ちも正直なところあります。特にWBKは米国企業と異なり配当が得られるのが半年に1回ですので、なおさらです。

このあたりの話に関して、Hiroさんが示唆に富むエントリーを過去にあげており、参考になりました。

記事でも問題提起されているとおり、当に権利落ち日を過ぎると必ず株価が下がるのか?

ここに尽きるかと思いまs。

今回のケースは「配当落ち」の典型例のような感じになりましたが、株価の推移は株式市況や世界状況、大衆心理により左右されやすいです。相場全体に勢いがあって権利落ち日に株価が下落しないこともあれば、逆に相場が全体的に沈んでおり理論以上に株価が下がる場合もあるでしょう。

つまり、完璧に予想できるものでもないので、あまり権利落ち日の株価は気にしてもしょうがないのかな、というのが正直なところです(特に長期投資家にとっては)。

私の場合も直近の配当が欲しかったものの、それが叶わなかったかわりに安価で購入できるチャンスが到来した、というくらいの心境で行こうと思います。

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