複利のチカラ~配当再投資の根幹をなすもの~

こんばんは、こばいんです。

目新しい内容ではないですが、今回は配当再投資の根幹である「複利」のチカラについて触れたいと思います。

複利の力強さを知るためにも今回は単利と複利の違いをおさらいしつつ、複利の持つ「資産を指数関数的に増やす」メカニズムを改めて学習します。

複利、それは人類最大の発明!?

詳細に入る前に、「複利」にまつわる名言をいくつかご紹介します。

有名どころとしては、「20世紀最高の物理学者」とも評される、天才物理学者アルバート・アインシュタインが次のような言葉を残したそうです。

宇宙で一番強い力は何かって?そりゃ金利の複利効果だよ

また、かのロスチャイルド家からも複利に関して次のような格言が出ているようです。

世界の七不思議が何かは知らないけど、八番目の不思議は知ってるよ。金利の複利効果だ

そして、シーゲル流も配当再投資という形でこの複利効果を取り込んでおり、シーゲル博士も次のように述べています。

配当再投資は、物を言う。大いに、物を言う。

単利と複利ってそもそも何が違う?

それでは、ここから単利と複利について、その仕組みと違いについて触れていきます。

はじめに、両者は端的に言えば利子を計算する方法であり、次のように分類されます。

  • 単利:元本のみ利子がつく
  • 複利:元本+利子利子がつく

単利の例

預けた元本のみに利子がつきます。
例として、元本100万円を年利10%で運用した場合、利子が毎年10万円つきます。

  • 1年目:元本100万円×10% =10万円
  • 2年目:元本100万円×10% =10万円
  • 3年目:元本100万円×10% =10万円

複利の例

預けた元本と利子に利子がつきます。
先と同じ例を用いると、元本100万円を年利10%で運用した場合、利子が毎年同額ではなく、次のように計算されます。

  • 1年目:元本100万円×10% =10万円
  • 2年目:(元本100万円+利子10万円)×10% =11万円
  • 3年目:(元本100万円+利子11万円)×10% =12.1万円

先ほどの単利と比較しますと、年数が経つにつれ利子に差がついていることがわかります。これは、それまでに得た利子を元本に合わせて利子計算することによるものです。

この点に、いわゆる「お金に働かせる」効果があるわけです。

複利のチカラを思い知る

前項にて、簡単な例を使って単利と複利の仕組みと違いを見ました。あれだけでは多少の差が出るのだなというくらいの印象ですが、この年数を伸ばすと複利の威力がよーくわかります。

ここでは、以下の仮定をベースとして、単利と複利による運用額が年数を経るごとにどのように変化するのかを見ていきたいと思います。

投下資金 利回り
1,000(千円) 5%

50年先まで運用したときの単利・複利それぞれの運用結果を示したのが下のグラフです。

線形に増加する単利の資産運用と異なり、複利による運用金額は年数が経てば経つほど指数関数的に増加し、両者の差額はどんどん広がるわけです。まさに雪だるま式にというやつです。

上記グラフで大方のイメージはつかめるかとは思いますが、複利運用により資産が数倍になる期間がどれだけ圧縮されるのかを示したのが下表です。

単利 複利 圧縮度
資産が2倍になるまでに要する年数 20年 15年  5年(25%短縮)
資産が3倍になるまでに要する年数 40年 23年 17年(43%短縮)
資産が4倍になるまでに要する年数 60年 29年 31年(52%短縮)

これより、複利により資産が大きくなるまでの期間が圧縮されるのはもちろんわかりますが、何より経過年数が経てば経つほどその勢いが加速するのが印象的です。

複利による30年間の運用期間で資産は4倍を超えるわけですが、その間単利で運用した場合は資産は3倍にも到達していません。

単利 VS 複利 ~ 配当金の推移で見る

今度は配当金の推移で単利と複利を比較するのですが、先ほどと同一条件で受け取る配当金の推移を示したのが下記グラフとなります。

単利の場合(薄い青線)は100万円の5%ですから毎年5万円の配当金を受け取ります。これはどれだけ年数が経っても同額です。

一方、複利の場合(濃い青線)は指数関数的に増加していることがわかります。元本100万円で投資を開始してから30年後には20万円ほどの配当金を受け取ることができるわけです。単利で見たとおり投資開始当初は同じ元本から5万円だった配当金が、複利で運用すれば30年後では約4倍ほどと大きく差が開きます。

最後に

「複利」の力強さについて、簡単なシミュレーションにより次の点を再認識し、配当再投資の利点を改めて確認できました。

  • 複利で運用することにより資産は指数関数的に増加する
  • 時間が経てば経つほどその効果は絶大である

一方、2点目の裏返しとなりますが、複利の効果を実感するにはやはり時間がかかるわけで、数年では単利との違いを見出すのが難しいのもまた事実かもしれません。ですが、バフェット氏の次の格言にあるとおり、長期で投資することが何よりも大事だと思います。

ゆっくり金持ちになりたい人はいない

また、今回は初期に投資してほったらかす、というシミュレーションでしたが、追加投資や連続増配などについても引き続き考察していきたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする